フォノンとは、結晶内の格子振動による弾性波を量子化したものです。
古典論の弾性波
古典的な弾性波を導きます。簡単のため、間隔
ここで、
また、
このとき、分散関係は、
群速度は④から求められます。
古典的ハミルトニアンは以下で表すことができます。
ここで、座標と運動量を離散フーリエ変換した基準座標
③を導く
①より運動方程式は以下になります。
これに②を代入すると、
さらに②より
これより③が導かれます。
⑥を導く
⑥をハミルトン方程式に代入すると、
これより、運動方程式 (1) が導かれることが分かります。
⑦を導く
⑥の第1項に⑧の逆変換
を代入すると、
一方、⑥の第2項について、
これに⑧の逆変換
を代入すると、
最後は分散関係③を使っています。
量子論の弾性波
量子論に移るには、演算子への置き換えを行えばよいので、
量子論でのハミルトニアンは以下で表されます。
これは調和振動子のハミルトニアンであるため、フォノンのエネルギー固有値は以下で表すことができます。
フォノンの比熱(定積比熱)は、内部エネルギーを
ここで、

