NISA
NISA(ニーサ、Nippon Individual Savings Account)とは、2014年からスタートした少額投資非課税制度です。NISAは、イギリスのISA(個人貯蓄口座)をモデルにして、日本版ISAとして開設されました。
通常、株式や投資信託などの金融商品に投資をした場合、これらの売却益や配当に対して約20%の税金が掛かりますが、NISAの場合は金融商品から得られる利益は非課税になります。但し、投資できる金額に上限はあります。
NISAを利用するには、銀行や証券会社などにNISA口座を開設する必要があります。概要は以下になります。
- 日本国内に住んでいる18歳以上(1月1日時点)が対象。
- 口座は1人につき1口座のみ開設可能。
- 金融機関の変更は、年単位で可能。
旧NISA
旧NISAは、2014年に制度が開始し、2016年にジュニアNISA(未成年者少額投資非課税制度)、2018年につみたてNISAがスタートしました。主な違いは以下になります。尚、旧NISAは 2024年以降、新NISAに切り替わりました。
旧NISA | つみたてNISA | 一般NISA | ジュニアNISA |
年間投資額 | 40万円 | 120万円 | 80万円 |
非課税保有期限 | 20年間 | 5年間 | 5年間 ※注1 |
非課税保有限度額 | 800万円 | 600万円 | 世帯で400万円 |
口座開設期間 | 2018年~2023年 | 2014年~2023年 | 2016年~2023年 |
投資対象商品 | 長期の積立・分散投資に 適した一定の投資信託 |
上場株式・投資信託等 | 一般NISAと同じ |
対象年齢 | 18歳以上 | 18歳以上 | - |
払出しあり制限 | なし | なし | 18歳以降 |
※注1)2023年末以降に非課税期間が終了する場合、20歳まで非課税の保有が可能。
新NISA
NISAは 2024年以降、つみたて投資枠と成長投資枠の名称に変わり、抜本的拡充・恒久化などの制度改正が行われました。主な変更ポイントは以下になります。
- 非課税保有期間の無期限化。
- 口座開設期間の恒久化。
- 年間投資枠の拡大。
- つみたて投資枠と成長投資枠の併用が可能。
2023年末までに、つみたてNISAおよび一般NISAの口座において投資した商品は、2024年1月以降はNISAの外枠で管理され、2023年までのNISA制度における非課税措置が適用されます。
新NISA | つみたて投資枠 | 成長投資枠 |
年間投資額 | 120万円 | 240万円 |
非課税保有期限 | 無期限化 | 無期限化 |
非課税保有限度額 | 合計1,800万円 (成長投資枠は1,200万円まで) |
|
口座開設期間 | 恒久化 | 恒久化 |
投資対象商品 | 長期の積立・分散投資に 適した一定の投資信託 ※注2 |
上場株式・投資信託等 ※注3 |
対象年齢 | 18歳以上 | 18歳以上 |
※注2)金融庁の規準を満たした投資信託に限定。
※注3)信託期間20年未満、毎月分配型の投資信託、デリバティブ取引を用いた投資信託等は除外。
FP
金融資産、年金・保険、税金、不動産、相続
散策路TOP
数学、応用数学、古典物理、量子力学、物性論、電子工学、IT、力学、電磁気学、熱・統計力学、連続体力学、解析学、代数学、幾何学、統計学、論理・基礎論、プラズマ物理、量子コンピュータ、情報・暗号、機械学習、金融・ゲーム理論