2次関数(数Ⅰ)
2次関数のグラフ
2次関数のグラフは以下になります。
( )のグラフ
頂点が( 、 )で、 なら下に凸、 なら上に凸の放物線を表す。 ( )のグラフ
頂点が以下で、 なら下に凸、 なら上に凸の放物線を表す。
与えられた条件により、2次関数は以下のように求められます。
- 頂点(
)が与えられた場合、
⇒ とおく。 - 3点が与えられた場合、
⇒ に代入して3つの連立方程式を解く。
平行移動と対称移動
関数の平行移動と対称移動は以下のように変換されます。
元の点/関数 | 点( |
関数 |
( |
( |
|
( |
||
( |
||
原点の対称移動 | ( |
関数の最大と最小
区間が定められていない2次関数(
(下に凸)のとき、 で最小値は 、最大値はない。 (上に凸)のとき、 で最大値は 、最小値はない。
区間(
(下に凸)のとき、
区間内に頂点がある場合、頂点で最小、頂点から遠い区間の端で最大。
区間内に頂点がない場合、頂点に近い区間の端で最小、遠い端で最大。 (上に凸)のとき、
区間内に頂点がある場合、頂点で最大、頂点から遠い区間の端で最小。
区間内に頂点がない場合、頂点に近い区間の端で最大、遠い端で最小。
解の公式
2次方程式
この2つの解を
判別式
2次方程式
ならば、異なる2つの実数解をもつ。 ならば、ただ1つの実数解(重根)をもつ。 ならば、実数解をもたない。
2次関数
ならば、 軸と異なる2点で交わる。 ならば、 軸と1点で接する。 ならば、 軸と共有点をもたない。
2次不等式
2次方程式
2次不等式 | |||
なし | 全ての実数 | ||
なし | なし | ||
全ての実数 | |||
なし |
2次関数
ならば、 ならば、 ならば、
方程式・式と証明(数Ⅱ)
2項定理
2項定理は以下で表されます。
多項定理(3項)の場合は、
剰余定理と因数定理
剰余定理と因数定理は以下で表されます。
- 剰余定理:
整式 を で割ったときの余りは である。
整式 を で割ったときの余りは である。 - 因数定理:
整式 が を因数にもつならば、
整式 が を因数にもつならば、
高次方程式
高次方程式の性質は以下になります。
- 実数係数の次方程式が虚数解
をもつならば、
それと共役な複素数 も解である。 - 3次方程式
の3つの解を とすると、
恒等式と不等式
恒等式の性質は以下になります。
が についての恒等式であるならば、
と の同じ次数の項の係数は一致する。- 2次の整式の場合:
が の恒等式ならば、
、 、 が成り立つ。
不等式について以下の関係が成り立ちます。
ならは、 、- コーシー・シュワルツの不等式:
- 相加平均と相乗平均:
、 のとき以下の関係が成り立つ(等号は の場合)
式と曲線(数Ⅲ)
楕円
- 楕円の方程式
中心は原点、長軸の長さは 、短軸の長さは 、焦点は と 、 、曲線上の任意の点 について
- 曲線上の点
における接線の方程式
- 媒介変数表示
の場合 ⇒ 円の方程式
放物線
- 放物線の方程式
頂点は原点、焦点は 、準線は直線 、曲線は軸( 軸)に対して対称。
- 曲線上の点
での接線の方程式
- 媒介変数表示
双曲線
- 双曲線の方程式
中心は原点、焦点は と 、 、曲線上の任意の点 について
- 双曲線の漸近線
- 曲線上の点
での接線の方程式
- 媒介変数表示
極座標
- 極座標
と直交座標 の関係
- 2点
と の距離
- 2点
と と極 の面積

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